2015年11月3日火曜日

インドあれこれ --肥満--

私はグルガオンに住んでおりますが、街行く人々を見ていつも思うことがあります。
みんな太ってるなぁと。

その考えが正しいのか、確認のためにググったところ英語版のウィキペディアにインドの肥満(Obesity in India: https://en.wikipedia.org/wiki/Obesity_in_India)という丁度良い項目がありました。

それによるとインドの人口の5%が病的肥満であり(2007年時点)、他の発展途上国の御多分に洩れず着実に肥満が増えているとのこと。
原因としては中間所得階級の増加、加工食品の普及、さらには多くのインド人が腹部が肥満になる遺伝的傾向を持つのだそうです。確かにお腹がぽっこりしてる人はよく見ます。男性はだいたいワイシャツを着てるのでなおさらおデブが目立ちます。

それでは実際にグルガオンはおデブが多いのでしょうか。上記ページの2005年から2006年に行われた調査のデータを見るとインド全体では男性の12.1%、女性の16%が太り過ぎ、もしくは肥満とのことです。グルガオンのあるハリアナ州では男性、女性がそれぞれ、14.4%、17.6%となっております。

古いデータではありますがハリアナ州全体では肥満率が全国より高くなっています。これより細かい情報はありませんので、残念ながらグルガオンに太っている人が多いのかはなんとも言えないですね。

以上。

2015年9月8日火曜日

インドあれこれ --Swachh Bharat Ranking--

先月の話ですが、私の住んでるグルガオンがSwachh Bharat rankingという都市の清潔度を測るランキングで476都市中466位となっていたようです。
ランキングの基準となっているのは、それぞれの都市のゴミ処理能力や屋外排泄の状況という事です。

私はインドへやって来て約一ヶ月ほどですが、インド全体がグルガオンと同じぐらい汚いのかと思っていましたが、そうではないようですね。安心しました。

ちなみにこのランキングの栄えある1位に輝いたのはインド南部にあるMysoreという場所です。

ただし、こちらのランキングの調査が開始されたのが2014年の1月であり、同年10月にモディ首相が始めたSwachh Bharat Abhiyan(Clean India Mission)運動の影響があまり反映されていないんではないかという意見もあります。

どちらにせよ、まだまだ改善の余地ありという事には違いありません。



参考:

2015年5月5日火曜日

インド列車の旅 --Waiting List編--

インドで列車を予約する時によくWL×××と書かれたチケットが発券されることがあります。これは列車の座席の番号ではなく、キャンセル待ちの番号ということになります。

すべての座席が売り切れている場合、WLとなり、数字が小さいほど優先順位が高くなります。WLチケットを購入した場合、発車の2時間前にキャンセルされた席があるか確認する必要があります。仮にキャンセルされた席がない場合はチケットは払い戻しとなります。

一般的には旅行会社などが人気の列車を前もって予約してしまうため、それほど多くの席が残っている訳ではないので注意が必要です。仮に予約ができなかった場合でも旅行会社に相談することで、チケットが手に入ることもあります。


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2015年5月4日月曜日

インド列車の旅 ちょこっとアドバイス

鉄道大国としても知られるインド。
列車を駆使すれば、時間はかかれど、色々なところにいけますが、
日本のように行き先さえ決めて、駅にいけば大丈夫だよね。
と思ってはいけません。
駅にはまともに理解できる時刻表はないかもしれません。
事前準備が必要です。

まずは時刻表と列車番号の確認
時刻表の確認に便利なのはClearTrip(www.cleartrip.com)。
出発地と目的地を入れます。ここで日にちをいれるのを忘れては
いけません。曜日によってダイヤが異なります。

列車番号を確認したら、IRCTCのサイト(インドのクレジット・デビットカードが必要!)や駅窓口で切符の購入。
観光地へ行く列車や乗車時間が短い人気の列車は1ヶ月前に予約する必要がありますが、
通常の列車は1週間前程度でも予約できることが多いようです。

日本人の皆さんへのおススメのシートは
AC 2nd Class以上(寝台列車)
AC Chair (座席タイプの列車)
このタイプよりも安いシートになると、厳しい旅になるかもしれません。


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2015年5月1日金曜日

神戸大学佐藤教授インタビュー「モディ政権100日の評価と今後の注目点」

モディ政権100日の評価と今後の注目点


<プロフィール>
神戸大学経済経営研究所教授/佐藤隆広(さとう たかひろ)

インド経済研究に取り組み23年、インドの農村貧困問題からインド進出日系企業の研究まで幅広く研究。主な著書には「激動のインド(3)経済成長のダイナミズム」、「現代インド・南アジア経済論」、「インド経済のマクロ分析」「経済開発論:インドの構造調整計画とグローバリゼーション」など。第一回日本南アジア学会賞を受賞。


「モディ政権100日の評価と今後の注目点」
歴史的な大勝による10年ぶりの政権交代から訪日までの100日についてモディ政権は国民や投資家の期待に答える政権運営をしているのだろうか。また、モディ政権の今後の注目すべきポイントは?23年にわたりインド経済研究に取り組む佐藤隆広神戸大教授に話を聞いた。


——2014年の選挙により予測を遥かに超える議席を獲得したモディ首相率いるBJP党ですが、どのような背景があったのでしょうか。

この度の選挙では単独過半数を超える議席をBJPが獲得したが、直近は連立政権で政権運営をすることが続いていた。これは利害調整に時間がかかり政策の実行が滞りがちになる。そういう弊害が2009年から2014年にかけての国民会議派連合政権の後半期に顕著になってきていた。具体的にはスーパーなど小売りの外資自由化。閣議決定まで終わっていたのにも関わらず、非常に実施されるスピードが遅く、各方面の意見調整の結果、骨抜きになってしまった。また携帯電話の周波数にからむ巨額の汚職事件(2Gスキャンダル)が発覚するなどもあった。インフレは高止まり、景気は低迷。国民はうんざりしていた。そんなときに首尾一貫したリーダーシップを発揮するモディ首相が支持された。今回の選挙はBJP党が勝ったというよりもモディ首相が勝った。BJP党を支持しない人々もモディ政権を支持した。

——そんな国民の大きな期待を背負って誕生したモディ政権ですが、発足から100日までをどのように評価されますか。国民や投資家の期待には応えられているのでしょうか。

金融政策および財政政策、経済改革の3つの視点で見ていく必要がある。
まずは金融政策、当初マンモハン・シン前首相が指名したインド準備銀行総裁ラジャン氏との対立が懸念されていたが、明確にインド準備銀行の自主性を尊重し協調していく姿勢を打ち出した。金利の引き下げを期待する財界に対していち早く政府の方向性を示したことは海外投資家が不安視していた金融政策の不確実性を払拭した上に、透明性のある情報開示の姿勢を打ち出すことにも成功したといえる。これは非常に評価できる。

しかし一方で財政政策についてみると、前政権とそれほど変化はない。7月の予算案での税収の見積もりが甘く、財政赤字額の予測が楽観的な数値だった。GDP比でみて4.1%の財政赤字に抑えることを目標としている。これは予算案成立の時点では、極めて達成困難な目標だった。ただここにきてモディ首相には運も味方していると感じる。原油価格がピークから4割下がってきた。原油価格が下がるだけでこの目標が達成できる可能性がある。その他にも衛星を火星の周回軌道に乗せたり、ノーベル平和賞をインド人が受賞するなど、政権運営とは直接関係がないがポジティブなことがあり、”運をもっている”な、と感じさせる。

財政政策について新たな取り組みを何もしていないかというとそういう訳でもなく、高級官僚の国際会議への出張などは今までファーストクラス、婦人同伴で行けていたのが、ファーストクラスと婦人同伴を禁止、その他も細かな指示を出して不要不急の財政支出を抑えている。これは予算全体からみれば非常に小さいことだが、官僚への規律を与えるという意味での大きなメッセージになっている。

そして経済改革・政策決定に関して、前政権までの決まらない、決まっても全然実行できないというグダグダな状態からの脱却と経済改革の実施が期待できる。具体的には閣僚に複数の大臣ポストを兼任させ行政組織のスリム化を図ったり、経済政策の立案を担ってきた国家計画委員会を廃止したということなどについても、モディ政権はリーダーシップを発揮して政策を実行する、経済改革を断行するという姿勢を象徴的に表していると考える。

実は前政権がドラフトを発表していてやろうとしていた政策をモディ政権がやっているだけとも言える。ただしやるといってもできなかった前政権と決定的に違い、やると言ったら必ずやるのがモディ政権。
最もうまくハマったのはEコマース・BtoBに関する外資100%出資を認めた件で、これは注目に値する。アマゾンは20億ドル、Flipkart10億ドルの投資を決めた。これだけでもすごいが、ソフトバンクの孫さんが中国のアリババで得た利益をインドに投資すると発表した。10年で100億ドルの投資計画。国外、国内の企業の投資競争を活発化させるというのがモディ首相のグジャラート州首相時代からのやりかたでそれが非常にうまくハマっている。

Jawaharlal Nehru Universityにて


——金融政策、経済改革・政策実行に関しては高く評価される一方で、財政に関しては今ひとつモディ首相らしさを欠いているという評価ということですね。今後のモディ政権で注目すべきポイントについて教えてください。

金融政策と経済改革についてはこの2年に渡って漂っていた暗い雰囲気を打ち消すことに成功している。唯一懸念の財政政策に関してだが、20147月の予算案は政権発足後間もなかったため、あまりにも準備の時間がなかった。しかし、20152月末の次の予算案はモディ首相が初めて本気で作る予算案になる。この予算案はモディ首相らしい予算案がでてくるのではないか。
さらに言うと、2014年の12月初旬にインド準備銀行の金融政策決定会合があった。わたしは足下の原油価格が40%も下落しているので、確率としては低いがサプライズで金利を下げる可能性もあると思っていた。インド準備銀行総裁のラジャン氏はまだ単月の状況だけでは判断することはできないとし、結局は金利を据え置いたが、来年の早い段階で金融政策のスタンスを変えるかもしれないというメッセージをだしている。
2月末の予算編成の前、2月初旬にインド準備銀行の金融政策決定会合がある。ここで金利が下がるのかどうか。もし金利が下がるようなことがあれば、低インフレ、高成長の時代がインドに再び訪れる可能性がある。

——来年2月の金利の動き、および予算案に注目ということですね。インドが再度低インフレ・高成長の時代に入る可能性があるということはすでにインドに進出している歯を食いしばってがんばっている日系の企業さんたちに大いに希望になるかもしれません。

わたしは悲観論にも楽観論にも与しないが、今の状況はインドでこれまでがんばってきた進出済みの日系企業にとってはいい材料が多いように感じる。

Jawaharlal Nehru Universityにて



(注:本インタビューは201412月初旬の取材のもので、印得マガジン2015年2月-3月号に掲載されたものです)

(聞き手:印得編集部)

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2015年4月30日木曜日

NEW FRIENDS COLONY編 ---ローカルマーケット探訪---

デリー近郊、グルガオン、ノイダでは日本顔負けのデパートのような建物(モール)が立ち並んできた昨今、「地元のローカルマーケットにちょっと食事に…」なんてことは少なくなっているのでは?!モールもきれいで便利だしとても素晴らしいけれど、その土地土地の人々の暮らしはそこからはなかなかイメージできないもの。そこで、ローカルの人々が集うローカルの香り漂うローカルマーケット紹介。今回は肉好きの日本人の方へ送るニューフレンズコロニーCommunity Centre編!


菜食がよしとされるヒンドゥー教が多くの割合をしめるこの土地において、羊肉、鶏肉などが楽しめるイスラム系のレストランもあるローカルマーケット!(探せば牛肉もあるかも!?)

何といってもおすすめは羊肉のバーベキュー串!(一串Rs.200程度)堅いイメージのある羊肉だが、炭火焼きのせいか下処理のせいか、とても柔らかくてジューシー!気になる独特の匂いもほとんどせず、羊肉のイメージを覆す一品。インドにきてから一番うまい羊肉!さらに焼き鳥もジューシーで日本で食べるものにも負けない味!裏メニューなのか羊の腎臓(キドニー)もあれば焼いてくれる。


そして定番のビリヤニ(米のスパイス料理)などをローカルの人たちと方を並べ満喫。うまい肉をビールでも飲みながらといきたいところだがイスラム系のお店が多いため、ほとんどの屋台でアルコールは置いていない。



本マーケットは屋台だけでなくおしゃれなレストランも多く、屋台に来てみたけどちょっと…という方もきれいなレストランやバーでお酒や食事を楽しめる。隙のないマーケット。オートやタクシーなどで行く場合はスーリヤホテルにと伝えるとスムーズ。ディフェンスコロニーから西へ車でおよそ30分〜40分程度。


本記事は印得マガジンに(2014年11月)掲載されたものです

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2015年4月29日水曜日

屋台でのジャガイモのガラムマサラ炒め

お昼時や夕方になるとローカルマーケットからはカレーの香りが漂ってきて、食欲をそそりますが、屋台のご飯はなかなか難易度が高め。インドにきて日が浅い人は気をつけたほうがいいでしょう。そして食べる際に選択すべきはなるべく肉の入っていない野菜の料理が無難(肉が傷んでいる場合があるため)。今回みたのはジャガイモのグリンピースのガラムマサラ炒めです。


どばっとガラムマサラを入れます。
 豪快にかき混ぜて。
完成です。

インドの人はかなり辛いもの好きなのでローカルの味付けは、
かなり辛めですが、インディアンブレットのナンやロティと一緒に食べると
これぞインド料理だなという感慨に浸れます。

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2015年4月13日月曜日

インドあれこれ --純金の預け入れ制度--

インドは世界一の金消費国で、毎年金の輸入量は800-1000トンにのぼります
2013年、金の輸入は貿易赤字のおよそ三割を占めました。

 貿易赤字悪化を解消するために、モディ首相は寺院をはじめとして、民間がもつ金を銀行に預けさせようとアピールしています。
 いうまでもなく、黄金は富の象徴です。インドにおいてはヒンドゥー教徒は黄金を寺院に納めて、その後にお祈りをするという風習があるため、世界一の金の消費国になっており、またインドの寺院にはたくさんの金が貯蔵されています。数年前、Sree Padmanabha Swamyという寺院で発見された黄金は約3000トンで、米国のフォートノックス金庫の六割を超えるほどの貯蔵量でした。
銀行は金を預かり、それに対する利子を払っていくことになるそうです。

このようにして国内の金の流動性を高め、金の輸入を抑制しようとする狙いのようです。

記事写真の引用元 ロイター通信

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2015年4月1日水曜日

レクターのインターンシップ日記 --Hauz Khas Village編--

初めまして!
中国からインターンシップにきているレクターです。
日本の大学で半年間日本語を学んで、中国でも日本語を勉強しています。
漢字は得意です!
これからブログでフレッシュなインドの感想なを書いていきます!
よろしくお願いします!

今回の投稿はデリーのHouz Khas Villageです。観光客に人気のスポットで、多くの西洋人などでにぎわう、デリーの代官山ともいわれるスポットのようです。
ただ、村に隣接する遺跡の中は人もまばらでゆっくりと遺跡が見物できます。
インド風の古い庭園で観光客と恋人同士には絶好の憩い場所です。
遺跡の隣接する村ではおしゃれな喫茶店や雑貨屋、食べ物屋さんなどもたくさんあり、退屈しません。








今回は一人できましたが、次は友達を誘ってみんなでこれたらと思いました!

たくさんありすぎて、おいしいレストランがわからなかったので、地元の教会の人に聞いてみましたが、結局はこれというレストランにはたどり着けませんでした。でも親切に教えてくれたインドの人たちには感謝です!

食事は結局GreenParkメトロの近くの「GUNG」で韓国風牛丼を食べました。
ちょっと高いですが、工夫が凝らされている牛丼でした。

デリーでどんな食事ができるのかわかりませんが、色々な食事ができるのが楽しみです!

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