2015年3月27日金曜日

インドにいる間に行ってみたい!シリーズ「ヴァラナシ(ベナレス)」


<第一回・ヴァラナシ>
インドに住んでいるというとインドってどんな感じ?ヒンドゥー教ってどんな感じ?などと聞かれることが結構多いのですが、みなさんはどう答えているでしょうか?!

バンガロール、デリー、コルコタ、ムンバイなどの大きな都市だけ比べても、物価も言語も 、習慣や法令、風土や人々の気質なども全然違いますよね!
「インドって○○」と一言で答えられればいいのですが、そう簡単にはいかないのがインドだなーと最近感じています。

ヒンドゥー教徒だって、インドにいるだけで8億人を超えています。菜食だったり、シバ神を信奉していたり、その他の神様を信奉していたり、色んなヒンドゥー教徒がいます。

そんな色々なヒンドゥー教徒がいる中でも 、全てのヒンドゥー教徒にとってガンジス川は聖なる川。ガンジスの流れる聖地ヴァラーナシには、死を悟ったヒンドゥー教徒が天界に最も近いといわれるこの地で息を引き取ることを願って集まってきます。火葬場のあるガート(川岸に作られた階段状の沐浴場)付近にはそういったヒンドゥー教徒のための建物も。

80以上ものガートがガンジス川の岸辺に連なり、毎日朝早くからこの聖なる川で自らの穢れを洗い流すべく沐浴をする人。ヨガのポーズで瞑想する人や家族で沐浴する人、目を閉じて合掌している人、洗濯・歯磨き(この河の水で?!)、インドらしくなんでもありです。





4000年前から変わらないといわれる川沿いの迷路のような路地をうろうろして、生死とは?貧富とは?などといろいろな哲学をしてしまう インドらしい街です。

<ヴァラナシ・ガート周辺での注意>
バーニングガート(火葬場)で有名なマルカルニカーガート周辺では、怪しげなインド人が外国人に対して火葬場まで案内してやるといい、強引にある建物に連れて行き、そこに横たわる身寄りのない老人などへの寄付を強要する事件も。印得編集部が訪れたときも怪しげな人がついてきて、火葬用の薪代を無心し続けてきましたが、払うつもりがないことを告げると、呪いの言葉を吐き捨てて去っていきした。こちらに落ち度がないのに気分が悪いですが、これもまたインド……。

<仏教の聖地サルナート>
ヴァラナシから車で30分(10km)ほど北にいったところにあるサルナート。
お釈迦様が悟りを開いた後に最初に説法をしたところとしてインドの仏跡8大聖地の1つに数えられます。
サルナートのみどころはDhamekh Stupa(ダメークストゥーパ)とよばれる土を盛り上げた仏塔。6世紀に造られたもので、一部は破損してしまっていますが、外周にはきれいな装飾の模様をまだみることができます。
ストゥーパのあるきれいな芝生の公園(Deer park)ではお坊さんが瞑想をしていることも。



本記事は印得マガジンに(2014年11月)掲載されたものです

First time in India. 
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